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3歳の女の子と0歳の男の子がいるお母さん、毎日の育児おつかれさまです。
3歳という年齢は、自己主張が活発になる時期です。
上のお子さんが下のお子さんに「近寄らないで!」などと、いっしょに遊ぶことを拒否する様子を見てしまうと、「仲良く遊べる日は来るの?」と不安になりますよね。
この記事では、児童心理士監修のもと「兄妹の関係性の発達」について解説しつつ、どうすればお互いの絆を深められるのかをお伝えします。
【目次】
上の子が下の子を拒否する理由
まずは、なぜ3歳の上の子が下の子を拒否してしまうのかを理解することが大切です。
これは非常に自然な現象で、特に次のような理由が考えられます。
- ママの愛情を独占したい気持ち
- 発達段階の違い
- 自己主張の強まり
1. ママの愛情を独占したい気持ち
3歳はまだ「自分が中心でいたい」という気持ちが強い時期です。
下の子が生まれると、ママの注意が分散されることに不安を感じることがあります。
2. 発達段階の違い
0歳の赤ちゃんはまだ一緒に遊べる段階ではなく、お母さんが赤ちゃんに付きっきりになっていると上の子にとっては「なんでこんなに赤ちゃんに構うの?」と思われることも。
3. 自己主張の強まり
3歳という年齢は自己主張が活発になるため、少しでも嫌だと思うと拒否することがあります。
将来二人は仲良く遊べるのか?
下の子が2歳を迎える頃には、二人の関係性は少しずつ変化していくでしょう。
もちろん個性や性格により違いはありますが、以下のような傾向が見られることが多いです。
- 二人で遊ぶ可能性が増える
- 異性でも関係性は深まる
- 兄妹の役割分担が自然に生まれる
1. 二人で遊ぶ可能性が増える
下の子が2歳くらいになると簡単なごっこ遊びや追いかけっこができるようになります。
上の子も「一緒に遊ぶ楽しさ」を感じることが増えるでしょう。
2. 異性でも関係性は深まる
異性でも年齢が近い兄妹は、共通の遊びを見つけやすいものです。
特に幼児期には性別よりも「遊びの内容」や「相性」が重視されます。
3. 兄妹の役割分担が自然に生まれる
上の子が「お姉さんとして教える」役割を担うこともあり、下の子をリードすることで自信がつきます。
一方で、下の子は上の子を見て学ぶ機会が増えます。
兄妹関係を良好に育むための工夫
兄妹が仲良く遊ぶようになるために、親として次のポイントを意識すると良いでしょう。
- 上の子への特別な時間を設ける
- 上の子の気持ちを受け止める
- 下の子を「家族チーム」にする演出
- 一緒に楽しめる遊びを提案する
- 兄妹間の競争心を和らげる
1. 上の子への特別な時間を設ける
下の子がいると上の子へのケアが減りがちですが、意識的に1対1で過ごす時間を作りましょう。
たとえば、下の子が昼寝中にお絵描きをしたり、一緒にお菓子作りをするなど特別感を演出すると良いです。
2. 上の子の気持ちを受け止める
「下の子が嫌だ」という気持ちは否定せず、「大変だよね、どうしたら楽しくなるかな?」といった形で寄り添いましょう。
3. 下の子を「家族チーム」にする演出
「下の子がこんなことができるようになったよ!」 「みんなで協力しておもちゃを片付けよう!」 など、家族全体を一つのチームとして捉える言葉がけを意識すると、兄妹の絆が深まりやすくなります。
4. 一緒に楽しめる遊びを提案する
2人が遊びやすいように、発達段階に合ったおもちゃやアクティビティを用意するとスムーズです。
たとえば、積み木やお絵描き、簡単な歌遊びなどがおすすめです。
5. 兄妹間の競争心を和らげる
上の子を「お姉さんなんだから」と責めるのではなく、「二人ともすごいね!」と公平な言葉がけを心がけましょう。
兄妹の成長面でのメリット
兄妹がいると、成長するにつれて次のようなメリットが感じられることがあります。
- 自発的に遊び始める
- 社会性が育つ
- お互いの存在が刺激になる
1. 自発的に遊び始める
共通の興味を持てるようになれば、親が介入せずとも一緒に遊んでくれる時間が増えます。
2. 社会性が育つ
上の子は「相手を思いやる力」、下の子は「協調性」を学ぶため、親が教える以上に自然と成長します。
3. お互いの存在が刺激になる
下の子が上の子を真似て行動することで早く成長する場合も。 逆に、上の子は「お姉さん」としての自覚が芽生えることもあります。
まとめ:兄妹関係を育むためのヒント
- 上の子への愛情表現を忘れず、特別な時間を作る。
- 上の子の気持ちに共感し、否定せずに受け止める。
- 家族全体を「チーム」として捉えた言葉がけを意識する。
- 年齢に合ったおもちゃや遊びを提案して兄妹で楽しめる環境を整える。
- 兄妹間の競争心を煽らず、公平な言葉がけを心がける。
お子さんたちが成長するにつれて、兄妹の関係も少しずつ変化していきます。
焦らずに「今」の関係を大切にしながら、未来を楽しみに見守っていきましょう!